「うちの子、算数が苦手で…」。本当によく聞く言葉です。

そしてそのあとに続くのが

「センスがないのかもしれません」

でも、結論から言います。

算数は、センスではありません。

少し難しくなったとき。初めて見る問題に出会ったとき。そのときに差が出るのは

「どう考えるか」

その経験の差です。では、どう考えるのか。ここに、ちゃんとした“型”があります。

分からない問題に出会ったとき、まずやることはシンプルです。

① 少し考えてみる

(全体を見渡し、手がかりを探す)

・何を求める問題なのか

・分かっている条件は何か

・図や表にできるか

ここで大事なのは、「いきなり解こうとしない」ことです。まずは“情報整理”です。

② 手を動かしてみる

(見つけた手がかりから、分かる部分を広げる)

・簡単な数字で試す

・図を書いてみる

・途中まででもいいから式を立てる

ここで止まらないことが大切です。

「完璧に分かってからやる」ではなく、

「動きながら分かる」をつくります。

③ 比べる・気づく

・さっきと何が違うか

・どこでズレたか

・なぜその答えになったか

この“違和感”が一番のヒントになるのかもしれません。

④ もう一度やる

一度でできる必要はありません。むしろ

「一回目はうまくいかない」が前提です。

算数が得意な子はこのサイクルを自然に回しています。

そして苦手な子ほど、

①の前に止まるか、

②をやらずに諦めるか、

④をやらないか。

どこかで止まります。

さらにもう一つ、大事な技術があります。

それは

**「解き終わったあとに何をするか」**です。

「綱渡りの状態で解けた問題」、つまり「なんか知らんけど正解だった問題」に価値があります。

・なぜこの解き方になったのか

・別のやり方はないか

・どこがポイントだったのか

ここを言葉にできると、その問題は“使える知識”に変わります。

逆に、解きっぱなしだと、次につながりません。

算数は「分かった」で終わる教科ではありません。

「使えるようになる」までが算数なんだと思います。

中学受験の問題は、簡単ではありません。だからこそこの“考え方の型”を持っているかどうかがそのまま差になります。

ザッツでは、すぐに答えを教えることはしません。その代わり「今どこで止まっているのか」「どこまで考えたのか」そこを整理します。

考え方を整えることで、少しずつ自分で進めるようになります。

最初は時間がかかります。でも、ある瞬間から変わります。

「あ、分かった」その一言。

自分でたどり着いた答えは、忘れません。そしてその経験が、次の問題への自信になります。

「できる」は楽しい。

算数は、それを一番実感できる教科です。

少しずつでいい。止まってもいい。それでも、考えることをやめない。その積み重ねこそが力になるのだと思います。

みっしぇる