2024年7月。
今日も外は元気な太陽があらゆるところを照らしている。大人たちの日傘に反比例するように夏休み前の子どもたちの嬌声が聞こえてくる。
今日は日曜日。久々に授業のない日。自分は一人、誰もいない教室で工作中。何を作っているかって?
彼らに、6年生たちに渡すブレスレット。そんなたいそうな物じゃないけどね。手芸コーナーで集めたビーズやらガラス玉やらゴム紐やら。机いっぱい散らかして工作中。一人黙々、それぞれの顔と夏のテーマを思い浮かべながら。相変わらず彼らを「いっちょまえ」にしようと、普段口うるさくしているから喜んでくれるのかな?ちょっと不安だけど。それでも夏期講習を越えて、彼らもそれまでの自分らを超えて。秋の入り口の頃、そうだったらいいなと思いながら転がるビーズに悪戦苦闘。それでも今、目の前にいないアキ、マコト、オウガ、シュンサク、レオンを思いながらチョキチョキ、キュッキュッ、パチンパチン。作業の音だけが響く日曜の教室。きっとめちゃくちゃ忙しくなるであろう、明後日からの夏期講習を前に少しだけ「アマービレ」な時間を過ごせているんだ。
さ、できた。
明後日の夏期初日に配れそうだ。
結構大変な6年生の夏期講習。授業を受ける方もやる方も。
このブレスレットは「みんなで夏期講習を完走しよう」と覚悟を決める証。きつくなった時、「同じものを持っているみんなががんばっている。だから自分も」と思えるためのおまじない。きっと来年の今頃、私立の中学一年になった夏には今年の頑張りが「愛らしく」振り返るはずなんだ。
自分にチャレンジする夏が明後日から始まる。最後まで。全員で。