今夜は少し寒いね。そうか、もうすぐ10月も終わるんだね。いよいよ秋だね。

秋も少しずつ深まってきてさ、「そろそろ過去問やんなきゃ」って思っているころかな。さて、みんなは何のために過去問を解いているんだろう?ちょっと考えてみようか。

合格点が取れるか確かめるため?志望校の問題に慣れるため?

もちろんそれも大切だと思うよ。でも過去問を解く意味は、単に「合格への近道」を探すことじゃない。

大切なのは、相手が何を求めているのかを知ることじゃないかな。どんな知識が問われるのか。どんな考え方が必要なのか。どんな問題に、どれくらい時間をかければいいのか。学校によって、問題も求められる力も違う。

まずは相手を知ることなんだ。

そして、次は自分だ。

今の自分には何が足りないのか。どこを伸ばせば志望校が求める力に近づけるのか。

過去問を通してそれを見つけ、「これから」につなげていくんだ。

ただし、覚えておいてほしい。

基礎力がなければ、相手を知っても対応できない。

野球にたとえてみよう。

相手ピッチャーは変化球が多いのか、それとも直球が多いのか。それを知ることは大切だ。

だけどさ。球種がわかっていても、打ち返せるだけのスイングスピードがなければヒットにはならないよね。

同じなんだ。

出題傾向を知り、解き方を工夫する。そのためには、知識や計算力、読解力といった礎(いしずえ)が必要なんだ。だから、過去問の点数だけを見て一喜一憂しないでほしい。できなかった問題があったら、何が足りなかったのかを考えてみよう。

基礎が抜けていたら、もう一度戻って勉強すればいい。
時間が足りなかったら、解く順番やスピードを工夫すればいい。

大切なのは、解きっぱなしにしないこと。やりっぱなしでおわらないこと。

まずは己を知ること。そして振り返ること。

今の自分にできること、まだできないこと。それをきちんと知ることが、次の一歩につながる。

調子がよかった日も、思うようにいかなかった日もあるだろう。

でもどちらにも意味がある。一度の結果ですべてが決まるわけじゃない。

相手を知り、自分を知り、今やるべきことを一つずつ。

昨日できなかったことが今日できるようになる。今日わからなかったことが明日わかるようになる。

その積み重ねがきっとみんなの力になっていく。

焦ることなかれ。

できないことがあるのは、まだ伸びしろがあるということ。

さあ、今日の授業やホームワークからも次につながる何かを見つけていこう。もちろん過去問も。

一歩ずつでいい。

世界一、そして今までで一番楽しい春のために。

自宅で、塾で、自習室で。いる場所、やる場所はそれぞれ違っても。

今日もいっしょに頑張ろう。最後までいっしょに頑張ろう。

 

みっしぇる